4坪8席の間借り営業を経て海外へ!「ラーメン凪」のレストランシェア成功例

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営業していない時間の店舗を間借りし、その時間だけ飲食店をオープンするレストランシェア。レストランシェアで営業を行っていた飲食店の中には、実店舗をオープンし、さらに海外にまで進出したという成功例もあります。こちらでは、レストランシェアから実店舗をオープンした成功例として「ラーメン凪」についてご紹介していきます。

「シェアレストラン」を利用する背景はさまざま

営業していない時間帯の飲食店を間借りしたい、自分の飲食店が店舗を使っていない時間帯にほかの飲食店と店舗をシェアしたい。このような希望を持っている方にとって魅力的なのが「シェアレストラン」です。
シェアレストランは、お店を間借りしたい人、飲食店を貸出したい人どちらにもメリットのあるサービスだと言えるでしょう。

シェアレストランを利用したい方のニーズはさまざまです。
いきなり自分のお店を持つのはリスクが大きいと考え、本当に営業していけるのかどうかをシェアレストランで見極めてから実店舗を持ちたいという方もいらっしゃると思います。あるいは、出店するまでにもう少し資金を貯めておきたいから、十分な資金が貯まるまではシェアレストランで営業したいという方もいらっしゃるでしょう。
また、なかには本格的に飲食店を持つつもりはなく、空いた時間にシェアレストランを利用して副業で飲食店をはじめたいという方もいらっしゃいます。

どのようなニーズであれ、いきなり実店舗をオープンするのに比べて気軽に始められる点が、シェアレストランの魅力の一つと言えるでしょう。
そして飲食店を時間貸しする側にも、シェアレストランによって飲食店の賃貸料の一部を得ることができるといったメリットがあります。

開店資金を抑えられる「居抜き店舗」とは?

シェアレストランを経て、最終的には自分のお店を持ちたいという方も多いと思います。実際にシェアレストランで飲食店を開始し、その後実店舗をオープンした例も多くあります。なかには1店舗のみならず、国内、海外に多数の店舗を構えるまでに成長したケースも。その中の一つが、このあとご紹介させていただく「ラーメン凪」です。

成功例がたくさんあると聞くと、シェアレストランを経て実店舗をオープンし、店舗を増やしていきたいという夢が膨らんだ方もいらっしゃると思います。しかし、実店舗をオープンするにあたって頭の痛い問題は、やはり「開店資金」ではないでしょうか。
厨房を作り、お店を経営していくにあたって必要な設備、備品などを全て一から用意するとなると、多額の資金がかかってしまいます。
そこで、少しでも開店資金を抑えたい方におすすめしたいのが「居抜き店舗」の利用です。

居抜き店舗(居抜き物件)とは、以前の飲食店のオーナーが使っていた設備や厨房などがそのまま残っている物件のこと。これからオープンしたい飲食店に合った厨房や施設などが残った居抜き店舗が見つかれば、工事にかかる費用を大幅に節約することができ、開店資金をあまりかけなくて済むでしょう。そのうえオープンまでにかかる時間も短縮できます。

火曜日だけのシェアレストランから始まった「ラーメン凪」

ラーメン凪は、20種類以上の厳選した煮干をブレンドした濃厚な煮干し風味のスープが人気のラーメン店です。誕生したのは2004年9月。もともとラーメンチェーンで店長を任されていた店主の生田智志氏が、営業していない時間帯のバーを間借りして始めたお店でした。
火曜日が休業の新宿ゴールデン街のバーをシェアレストランし、火曜日だけ「火曜日限定ラーメンBar凪」として営業。当初のお店のスペースは4坪、座席はわずか8席でした。

週替わりで違う味が楽しめるラーメンやお客様とのコミュニケーションを大事にする接客スタイルなどが話題となり、ラーメン凪の情報は口コミでどんどんと広がっていきました。それに伴い、週に1度、週に2度と徐々に営業日が増えていき、いつしか行列のできる人気店となったのです。

その後2006年2月に、東京都立川市にあるラーメンテーマパーク「ラーメンスクエア」の新人発掘コンテストに参加。そこで見事に優勝を果たし、ラーメンスクエアへの出店権を獲得しました。

2006年3月にシェアレストランを終了し実店舗オープン

ラーメン凪は2006年3月に1年半ほど続けた新宿ゴールデン街のバーでのシェアレストランを終了し、6月、渋谷に実店舗をオープン。365日日替わり麺なども提供され、話題になりました。新宿ゴールデン街で間借り営業をしていたころと同じように、お客様とのコミュニケーションを大事にする営業スタイルが特徴です。

そして同じ年の10月から、7つのラーメン店がしのぎを削る東京都立川市のラーメンテーマパーク「ラーメンスクエア」にも出店を果たします。ラーメンスクエアでは、博多風の豚骨ラーメンを提供し人気を博しました。

そして2008年には、ラーメン凪の原点である新宿ゴールデン街に3店舗目となる店舗をオープン。新宿ゴールデン街の店舗では従来の豚骨ラーメンではなく、試行錯誤して作り上げた「煮干ラーメン」の提供を始めました。

その後も店舗を着実に増やし続け、香港や台湾など、海外にも進出を果たします。現在では日本のほかに、香港、台湾、フィリピン、中国、シンガポールになどに店舗を展開し、現在もその勢いはとどまる事を知りません。
すごい!煮干しラーメン凪、ラーメン凪 豚王のほか、オリジナル麺の開発や製造、販売なども手掛けています。

厳選された煮干をブレンドした強烈な煮干風味が特徴

ラーメン凪のすごい!煮干ラーメンには、日本全国から取り寄せた20種類以上の厳選された煮干が使用されています。毎月5トン以上の煮干を仕入れているだけあって、日本一煮干を追求した濃厚なスープが特徴。煮干のはらわたは全て手作業で取り除かれているため、臭みが抑えられ煮干のうまみが引き立っています。
麺はスープとよく絡むオリジナルの中太麺を使用。幅広の「いったん麺」が添えられ、食感の変化も楽しむことができます。
さらに、イワシのエキスと数十種類のスパイスを合わせたピリ辛の「海の辛銀だれ」が、スープにうまみやコクを与えます。
オーダー時には麺のかたさ、味の濃さ、辛みなどを自分の好みに合わせてカスタマイズすることが可能です。

すごい!煮干ラーメンのほかにも「すごい煮干つけめん」、しょうゆと胡椒が特徴の「ふつうに煮干ラーメン」などがラインナップされています。

一方で豚骨ラーメンを扱う「ラーメン凪 豚王」の一番人気メニュー「豚王」は、国内外で多くの賞を受賞している人気のラーメンです。豚頭や豚足、ロース骨などを20時間かけて炊いた濃厚な豚骨スープはオリジナル麺との相性も抜群。8時間煮込み続けるチャーシューは、秘伝のたれが決め手の逸品です。
そのほか、豚骨スープに自家製の辣油を浮かべ、10段階で辛さが選べる「赤王」、焦がしニンニクの効いたマー油に黒胡椒や黒ゴマ、イカ墨などの風味が楽しめる「黒王」、バジルとオリーブオイルの香味油スープに粉チーズを乗せた「翠王」など,豚骨ブレンドのラーメンが楽しめます。

店舗情報

  • 店舗名:ラーメン凪(すごい!煮干ラーメン凪、ラーメン凪 豚王)
  • 出店期間:店舗により異なります(24時間営業、年中無休の店舗もあり)
  • 場所:新宿、渋谷、五反田、下北沢、川口、大宮、池袋、福岡、台湾、フィリピン、香港、中国、シンガポール
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