1年中お客さんが集まる!元ゴーラーの女性が作るかき氷喫茶「バンパク」

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年々人気が高まり、進化も進むかき氷。かき氷が好きな人を「ゴーラー」と称する言葉まで生まれています。人気のスイーツであるゆえに競争が激しく、メニュー開発・進化なしでは生き残れないかき氷の世界。そんな中でも、夏場は毎日行列ができる、人気のかき氷専門店があります。
かき氷は需要が夏季に集中するなど、年間通しての経営が難しい面もあります。そんな中でも、かき氷のメニューだけで通年営業をしている、シェアレストランのお店です。何年間も人気を誇り続ける「バンパク」のかき氷の秘密に迫りました。

店主一人で切り盛りする、行列のできるかき氷専門店

三軒茶屋駅から徒歩4分、ビルの地下1F。「LIVE BAR 三軒茶屋 Come Together」は、12時~18時までかき氷専門店「バンパク」に変身します。バンパクは、数年前まで別のバーを昼間に間借りしていました。今はライブバーの店舗を間借りする、シェアレストランのお店です。
「氷」と書かれた懐かしい暖簾と、「かき氷喫茶 バンパク」と白地に赤で書かれた看板が目印。店内に入ると、席数は10席ほど。注文した時にお会計まで行う形式です。ボードには本日のメニューが、丁寧な字で書かれています。

バンパクは、基本的に店主が一人で営業されています。そのため、繁忙期は待ち時間が長くなりますので、時間に余裕をもって来店することをおすすめします。開店10分前から並ぶことができるので、夏季は開店10分前に行かれるのが待ち時間を一番短縮できますよ。
夏だけでなく、もちろん冬もお客さんが大勢訪れる、人気のかき氷のお店です。

かき氷ブームの理由とは?

夏になると雑誌・テレビでかき氷の特集があり、話題のかき氷店にたくさんの人が訪れます。かき氷専門店は年々増えており、競争も激しくなっています。一体なぜこのようなブかき氷ブームが続くのでしょうか。

まず、年々気温が上昇し、暑くなってきています。気温が30度を超えると、普段はあまり食べない人もかき氷を食べたくなるそう。また、今ここでしか食べられないという、夏の体験型のイベントとして楽しめるという側面もあります。
そして、最近人気の様々な工夫を凝らした創作系のかき氷は、写真やインスタグラムに映え、視覚でも楽しめます。白い氷に鮮やかなソースとトッピング。可愛い個性的なフォルム。新たな味とルックスのシロップには、驚きをもたらされます。

進化するかき氷

日本でかき氷が一般的になったのは、明治時代の後半に、かき氷機が作られた頃のこと。甘味処や和菓子店が、夏季にかき氷を作るようになりました。和菓子の売り上げは、夏に落ちる傾向があり、それをかき氷で補う役割も担っていました。また、その後はお祭りの屋台や、たい焼きなどを売るお店でも、かき氷が並ぶように。

そして近年、更にかき氷がブームになっています。アイスモンスターなどの台湾かき氷や、韓国・ベトナム等のかき氷も話題となり、日本へ進出。日本でも、創作系と呼ばれる斬新さのある新しいかき氷が流行しています。カラフルで写真映えするルックス、濃厚なシロップとオリジナリティのあるトッピング。昭和のかき氷は、シロップをかけたシンプルなものが多数ですが、今はシロップというより濃厚なソースをかけたかき氷が多く、色鮮やかで濃厚。
トッピングも個性的で、フルーツ・チョコレート・ナッツ・餅・豆・マスカルポーネ等のチーズ類。氷自体にも、パウダー・天然氷・果汁入りなどのバリエーションがあるお店もあります。
海外からのかき氷・昔ながらの懐かしいかき氷・そして日本の創作系のかき氷。様々な種類のかき氷が、ブームと共に進化を続けています。

「バンパク」の創作かき氷

バンパクのかき氷は丁寧に作られた、味も見た目も楽しめるこだわりの逸品。もともとゴーラーだった、かき氷が大好きな店主の伏野亜紀さん。一つずつ丁寧に氷を削り、トッピングをしていきます。氷は純氷を扱っており、削るとキメ細かくフワフワに。温度管理がされており、温度が低すぎないので食べてもキーンとしません。丸い可愛いフォルムに整えられます。
また、内側でもシロップを味わえるように、何層にも分けてシロップがかけられています。

人気メニュー「チョコミント」のかき氷には、チョコレートとミントのシロップが。食べ進めた内側にもシロップが入っていて、最後までチョコミントを味わえます。チョコシロップのパリパリ感と、ミントのふんわりした香り。丸いフォルムにカラフルな色合いは、目でも楽しむことができます。

シロップや練乳はすべて手作り。果実の味がギュッと濃縮され、抜群に美味です。フルーツ系のかき氷は濃厚なソースが氷を丸くしっかり覆い、一口食べるとフルーツの味が口の中いっぱいに広がっていきます。梅やみかんなど、酸味のあるフルーツもスッキリ清涼感のあるかき氷に変身。

バンパクの公式Twitterでは、本日のメニュー一覧を確認することができます。メニューと一緒に美味しそうな季節のフルーツ写真も載っています。鮮やかでみずみずしいフルーツを見るだけで、食べに行きたい気持ちになります。また、Twitterをフォローしている人限定のメニューもあるので、気になる方はぜひフォローしてみてはいかがでしょうか。

店主の伏野さんは、和歌山県出身。
バンパクでは梅・みかん・すもも等、季節ごとの和歌山県産フルーツを直接取り寄せています。また、和歌山以外の産地でも、全国各地の美味しいフルーツを使用しています。柿・栗・みかん・グレープフルーツなど、季節に合わせてメニューは展開。夏以外も、季節のメニューを食べに行きたくなるお店です。

バンパクがかき氷人気店であり続ける理由とは

店主の伏野さんは、フリーのスタイリスト。小さいころからかき氷をよく食べていて、月数万円はかき氷を食べることに費やしたそう。かき氷好きが高じて、シェアレストランでの出店に至りました。
また、地元をPRするためにも、出身地の和歌山からフルーツを仕入れ、メニューに産地を記載しています。ミカン以外にも、キウイ・ももなどフルーツが豊富にとれるので、かき氷のシロップ作りに適しているそうです。
かき氷専門店は、夏季に来店が集中する傾向にあります。更に基本的に一人で営業されているため、行列も長くなり大変なことも。また、ライバル店も多くある環境です。

それでも、バンパクの人気が続くのは、かき氷が大好きな店主が、一つずつ心を込めて作っているから。そして、現状に満足することなく、新しいメニューを考案し、シーズン毎に旬の果物でかき氷を提供しているからでしょう。
美味しいかき氷であることはもちろんのこと、お客さんが喜び驚く、センス溢れるものを作り続けることは、簡単ではありません。でも、大好きなことだから、困難があっても探求心をもって丁寧に続けることができます。そんな姿勢がお客さんに長く支持されている理由なのでしょう。ゴーラーの方も、普段あまりかき氷を食べない方も、ぜひかき氷一筋のお店「バンパク」のかき氷を味わってみてはいかがでしょうか。


■店舗情報

  • 店舗名:かき氷喫茶『バンパク』
  • 住所:東京都世田谷区太子堂2-23-5 プルミエ太子堂B1F
  • ※「LIVE BAR 三軒茶屋 Come Together」を間借りしています。
  • 営業時間:12:00〜18:00(L.O17:30)
  • 定休日:不定休
  • twitter

不定休のため、Twitterを確認してから訪れてみて下さいね。
9月末まで3名以上の入店はお断りされています。
シロップが売り切れる場合もあるため、早い時間の来店がおすすめです。


■軒先レストラン
軒先レストランとは、飲食店の使われていない時間を間借りできるサービスです。
これから飲食店をはじめたい開業希望者が、既存の飲食店の空き時間を利用して開業できる間借りレストラン(シェアレストラン)サービス。
飲食店を貸出たい方も登録して貸出することもできます。
軒先レストラン公式HP:https://business.nokisaki.com/cp/restaurant