少数派!なのに人気店!注目のシェアレストラン事例

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シェアレストランや間借り店に関する情報は非常に少ない。食べログに掲載されている店舗などはまだまだ少なく、多くはツイッター等のSNSでその存在を確認するしか術がない。それでも、業態別の間借り店舗数でいうと、ナンバー1は間違いなくカレーであると言い切れる。

出典:[and CURRY(アンド カリー)]

公式情報だけでも、東京で23店舗、大阪で37店舗あるといわれているが(参照:マツコの知らない世界/間借りカレーの世界編)日の目を浴びていない店を含めるとそれよりはるかに多いと言われている。

カレーに次ぐ間借り店舗数第2位の業態は何か?そう、我々日本人の国民食、ラーメンである。

出典:[中華そば 梟 (@sobafukurou)]

シェアレストランマガジンでも6店舗が取り上げられているが、我々が把握しているだけでも、20店舗近くはある。では、第3位は?ここまでくると、数字は刻一刻と変化するレベルだが、現時点では間借りチェーンも存在する「かき氷」と言われている。

出典:[かき氷喫茶 バンパク (@banpaku2015)]

今回は華々しいトップ3の業態とは真逆、少数派業態のシェアレストランをご紹介したい。

メジャーな間借り業態とマイナーな間借り業態。これからどんな業態で間借り開業すべきにせよ、その両方を抑えておく事で本質が見えてくるのではなかろうか?

おにぎりスタンドリッツボン/新宿三丁目


まずは「バー百百」の昼間の時間を利用して誕生したシェアレストランをご紹介いたします。

米屋の娘の伊藤さんが作る愛情たっぷりの出来立ておにぎりを楽しめるお店です。もうそれだけで、すでにおいしそうなストーリー満載です。そして、裏路地にたたずむ置き看板と違う店名の袖看板をご覧下さい。このダブルネームもシェアレストランの特徴の一つです。


日によっては、13時半に完売するおにぎりは、ツヤツヤのフワフワ!一度食べると忘れられない美味しさ、リピートしたくなる理由がわかります。

人気店の上、注文後にツーオーダーで出来立てを提供、しかもお姉さん1人で作っているので、時間がかかることもありますが、待つ価値のある一品です。これに唐揚げがついて500円で提供皆さんも是非足を運んでみてください。

おにぎり専門店にはチェーン化されている店舗もありますが、駅ナカや大型商業施設など立地を選ぶ業態です。このリッツボンさんの様に裏路地立地に出店するおにぎりチェーンはまずありませんよね。

個人でも投資して駅中など立地の良い場所で勝負するのは大きな賭けとなります。リッツボンさんの様にシェアレストランで、立地が不利な場所でも訪れたくなるような「特別な価値」を作り、週替わりのメニューなどでリピーターを繋ぎとめる、オーナーの営業努力の賜物ですが「投資をせずに開業する」まさに「シェアレストラン」ならではの成功事例ですね。


■店舗情報
・住所:東京都新宿区新宿2-12-11 1F
・営業時間:10:00~16:00(完売後閉店あり)
・定休日:日曜日・月曜日

スンドゥブ田中家/中目黒


続いて、ご紹介するのはスンドゥブ専門店です。なんと、ビアパブのイエモルトハウスの昼間に間借り開業しております。スンドゥブ専門店もチェーン化されておりますが、商業施設内などその出店立地は限定されているようです。こちらも中目黒とはいえ、人通りもまばらな商店街です。チェーン店はなかなか成立しない場所でしょう。さて、店頭のビア樽は夜のビアパブの証しです。こちらも置き看板がシェアレストランである事をアピールしています。


メニューにうどんやビビンパもありますが、あたりを見渡すと真夏にも関わらずスンドゥブを注文される方が多い模様です。

基本のスープをベースに「具材とトッピングでバリエーション出しながらも、専門性を担保する」という、シェアレストランとしての理想的なメニュー構成となっております。3口コンロで直接、スンドゥブ鍋をグツグツと温め、そのまま提供します。提供まで、5分と早くランチ向きです。そういえば、池袋の有名シェアレストランである「激辛つけ麺岡崎」も同様のオペレーションでした。

スントゥブ鍋の場所さえ確保できれば間借り向きのオペレーションなのかも知れませんね。取材中もお客様とウーバーイーツの配達員がひっきりなしに訪れて、2名の女性スタッフは天手古舞の人気店でした。


■店舗情報
・住所:東京都目黒区上目黒2-24-14
・営業時間:11:00-15:30(15:00LO)
・定休日:不定
ホームページ

シェアレストランでこれからも新たな業種が誕生するのではないか?

今回訪問した人気のシェアレストラン2店舗は、メジャーな業態以外でのシェアレストランの可能性を示してくれました。

メジャーな業態ではない方が立地特性によっては地域のお客様に響くケースもあるようです。
もちろん開業にあたっては、オーナーの背景や想いがあり、今回の二店舗も経済合理性だけで業態選定しているとは思いません。しかし、投資をせずに気軽に開業できるシェアレストランは「立地だけでなく、その業態そのものの可能性を探るのに最適な方式である」と知ることが出来ました。

皆さんもシェアレストランを利用して新しい自分だけの業態にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


■軒先レストラン
軒先レストランとは、飲食店の使われていない時間を間借りできるサービスです。
これから飲食店をはじめたい開業希望者が、既存の飲食店の空き時間を利用して開業できる間借りレストラン(シェアレストラン)サービス。
飲食店を貸出たい方も登録して貸出することもできます。
軒先レストラン公式HP:https://business.nokisaki.com/cp/restaurant