30年以上の歴史を誇る洋食店が復活!「洋食 ハーイ・ハニー」

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30年以上の歴史を誇る昭和レトロな洋食店がランチで復活!「洋食 ハーイ・ハニー」

池袋東口から徒歩数分の裏路地。スナックが多数入っている昭和感満載の雑居ビル、フジプラザの2階にあるのが「洋食 ハーイ・ハニー」です。どこか昔懐かしくもある、ボリュームたっぷりのリーズナブルなメニュー。30年以上の歴史を持つ人気の洋食店が、長く営業し続けた南池袋より移転。居酒屋「たつ家」のシェアレストランでランチ営業を再開しました。長く愛され続けている名店「洋食 ハーイ・ハニー」の歴史と人気の秘密をご紹介します。

南池袋で人気だった洋食店「グラタン&洋食 ハーイ・ハニー」の歴史

池袋東口を出てジュンク堂書店の脇道を入った細い路地沿いに、昭和レトロな外観の自店舗を構えていた「グラタン&洋食 ハーイ・ハニー」。「マスター」の愛称で親しまれている朗らかな店主、淡路さんは、20代で「グラタン&洋食 ハーイ・ハニー」を開業。以来、南池袋の地で33年間、営業を続けてきた歴史あるお店でした。

昔懐かしい雰囲気のレンガ造りの一見こぢんまりとした外観の店舗の入り口には、ノスタルジックなショーウィンドウにグラタンなどのメニューが展示されています。店内はカウンター5席、2名掛けテーブル×1、4名掛けテーブル×4という規模ながら、お昼時は満員になることも多く、相席も当然という人気ぶりでした。

店内もまた雑多な雰囲気で、そこかしこにメニューが張り巡らされているのが目を引きます。コミック、週刊誌なども多数用意されており、お客さんの多くは週刊誌やコミックを手に取りながら食事を待っているという風景が日常。付近の音楽大学の学生の方や会社員の方に、特に人気を博していました。

「メンドリアバーグ」などのオリジナル創作メニューが大人気

「グラタン&洋食 ハーイ・ハニー」ではメニューも多数用意されており、どれにしようか決めるのに時間がかかってしまうという方も多くいらっしゃったとのこと。その多彩なメニューの価格は全てが驚きのリーズナブルさ!当時550円から出されていたランチメニューでは、ミックスフライや生姜焼き、ハンバーグ、グラタンなどいずれも驚くようなボリュームのものが多く、そのコストパフォーマンスや満腹感から、お客様の満足度もとても高かったのです。

中でもお店の一番の名物メニューが「メンドリアバーグ」。お客様の要望を取り入れてつくられた、ナポリタン、グラタン、ハンバーグをあわせたオリジナルメニューでした。「メンドリアバーグ」に限らず、お客様の意見を取り入れたオリジナルメニューは常に開発していたそうで、そんな柔軟性も「グラタン&洋食 ハーイ・ハニー」の人気の秘密の一つだったのかもしれませんね。

居酒屋「たつ家」をシェアレストランし、ランチ営業で待望の再スタート

そんな名店「グラタン&洋食 ハーイ・ハニー」ですが、2014年8月14日をもって惜しまれつつも一時閉店となります。再開の際はアナウンスされるという事でしたが、その後、跡地には他テナントが入ってしまい、南池袋では完全な閉店となりました。南池袋は全体的に土地が値上がっている傾向にあり、店舗賃料の値上げが閉店の理由にあったとのことです。

長年続いている人気店だっただけに、常連の方をはじめ「グラタン&洋食 ハーイ・ハニー」の復活を望む声は根強く続きました。その後2015年に、池袋東口より徒歩5分の居酒屋「たつ家」をシェアレストランし、「洋食 ハーイ・ハニー」として待望の復活を遂げたのです。
「たつ家」は会員制スナックなどの入るフジプラザというビルの2階にあります。「洋食 ハーイ・ハニー」の営業日には、ビル入り口にランチメニュー看板がたくさん設置されています。南池袋時代の「グラタン&洋食 ハーイ・ハニー」の雰囲気と大きく変わらない、昭和感のあるビルの階段を上がると長い廊下があり、一番奥の突き当たりに「たつ家」=「洋食 ハーイ・ハニー」があります。

他店がバーやスナックなので、ランチの時間帯はビルの中でも「洋食 ハーイ・ハニー」しか営業しておらず、独特の不思議な気分を味わうこともできます。店舗の中に入ると壁には「たつ家」の夜のおつまみメニューが張り巡らされていました。この雑多な雰囲気も、「グラタン&洋食 ハーイ・ハニー」の雰囲気と大きく違わない印象を受けました。
このお店で11:00~14:30の間のみ、ランチ限定営業の「洋食 ハーイ・ハニー」をスタート。シェアレストラン開始当初は月曜日から金曜日の平日のみの営業でした。再開当初はなかなかお客様への認知がされにくかったようですが、口コミサイトやSNSを中心に、あの「ハーイ・ハニー」待望の復活!というニュースが次第に広がっていきました。2016年5月からは、平日に加えて土曜日のランチ営業もスタート。現在は日曜のみが定休日です。

毎日3種類×週6日分メニューが貼りだされているボリュームランチ!

再開した「洋食 ハーイ・ハニー」のランチメニューは、毎日日替わりで3種類ずつがあらかじめ決められています。例えば毎週水曜のランチは「A:ハンバーグ」680円、「B:カレーライス」730円、「C:オムライス」780円となっています。水曜の場合、このメインメニューに加え、全てに濃厚な「カレーコロッケ」がついてきます!さらにサラダや味噌汁、コロッケなどがセットになっていて、いずれのメニューもボリューム満点なところは以前の「グラタン&洋食 ハーイ・ハニー」と変わりありません。

また昔懐かしいデザインのワンプレート皿に、それぞれ熱々な料理が全て盛りつけされて提供されるところも以前と変わらない点です。つけあわせとして、レモンではなくオレンジの輪切りが添えられているのも以前と同じ。「グラタン&洋食 ハーイ・ハニー」のオールドファンの方にとっては嬉しいポイントと言えるでしょう。
一週間ごとの全てのメニューは、ビル入り口の看板や、店舗外に大きく貼りだされているのも「洋食 ハーイ・ハニー」の特徴のひとつ。毎日来店される方でも飽きずにチョイスできるようになっているので、常連さんが多いのかもしれませんね。

人気の秘密は昔懐かしい「昭和レトロな味」にもあり!

「洋食 ハーイ・ハニー」の人気の秘密はその価格とボリュームだけではなく、昔懐かしい味にもあると言えます。例えばオムライスの場合は、玉ねぎやピーマン、ハムなどのみじん切りが炒められたケチャップライスが薄焼き卵で包まれ、その上にはまたケチャップがソースとしてかけられている、なんとも昔懐かしい素朴な味が再現されているのです。現在、各飲食店ではデミグラスソースなどがかけられたオムライスが主流になっているので、こういった家庭の味ともいえるスタンダードなオムライスが食べたい!という方にはかなり稀少なお店と言えます。

また木曜日の全てのランチメニューで提供されている「串カツ」の具は、玉ねぎとウインナー!豚肉などが主流の串カツですが、あえてのウインナーを使った串カツは、やはりノスタルジックな気分になれるという方も多いのではないでしょうか。
お店の雰囲気やお料理の味も、すべてがどこか懐かしい、昭和レトロな雰囲気を存分に感じることができる「洋食 ハーイ・ハニー」。現在はシェアレストラン営業のため、南池袋で人気だった「メンドリアバーグ」をはじめとしたグラタンメニューなどは、残念ながら基本的には提供されていません。しかし多くのお客様からの要望もあり、ゆくゆくは再開させたいというお店の展望もあるようです。シェアレストランを経た自店舗営業や、夜のシェアレストランなどが実現すれば、それも可能となるかもしれません!長い間人気を博した幻のメニュー、「メンドリアバーグ」がいつか復活し、食べられる日が来ることを期待して待ちたいですね。

店舗紹介

  • 店舗名:洋食 ハーイ・ハニー
  • 住所:東京都豊島区東池袋1-15-8 フジプラザ2F
  • 営業時間:11:00~14:30 (料理L.O. 14:00)
  • 定休日:日曜
  • オーナー店舗:居酒屋たつ家
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