元RADWIMPSギタリスト斉木祐介さんが、渋谷初の汁なし担々麺専門店「坦坦坦」をオープン!

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渋谷では初となる、汁なし担々麺専門店「坦坦坦」が2018年10月15日にオープン。代表の斉木祐介さんはかつて、人気ロックバンドRADWIMPSに在籍、凄腕ギタリストとして精力的に活動していたという経歴の持ち主です。再開発の進む渋谷駅からは徒歩3分、TOHOシネマズの裏「坦坦坦」にて、斉木さんに間借り飲食店開店までの道のりや今後の展望を伺ってきました。

RADWIMPS結成メンバー。脳梗塞により音楽から別の道へ

―まずこれまでのお仕事についてお伺いしたいのですが、斉木さんはあのRADWIMPSに在籍されていたそうですね!

10代の頃ですがRADWIMPSを結成して、ギタリストとして活動していました。バンドは18歳で脱退して、その後もギターを弾き、サポートミュージシャンやDJなどの音楽活動を続けていましたが、23歳の時に脳梗塞を患って、一時右半身不随になってしまったんです。

―大変なご経験でしたね。

今はもう殆ど影響はないですが、その当時は結構大変でしたね。ギターを弾けなくなってしまったので、音楽以外の仕事もするようになっていきました。イベントオーガナイズや映像作家など、色々なことをやってきましたが、デザインやウェブ製作もしていたので、「坦坦坦」の店舗のサイトも自作しています。

―「坦坦坦」というロゴデザインも特徴的ですよね。

これも自分でデザインしました。今回の出店に関しては、自分の過去の経験を生かせる機会が色々あったので、よかったなと思います。これからも「汁なし担々麺」という括りだけでなく色々と仕掛けていければと思っています。

■「軒先レストラン」を使って汁なし担々麺専門店をスピード開店

―様々な職を経て、間借りで飲食店をしようと思ったきっかけは何ですか?

僕自身「Airbnb (エアビーアンドビー)」で部屋を貸していたり、撮影スタジオの運営もしていたので、スペースの貸し借りの知識は元々ありました。飲食店を間借りしてやってみようと思ったのは、単純に汁なし担々麺が好きで、「汁なし担々麺専門店をつくりたい!」と思ったからですね。料理は家でつくる程度ですが、今回は専門店を出店するにあたってプロの方にパートナーになってもらい、共同でレシピ開発、オペレーションや必要な知識等を1から指導してもらっています。

―間借りする場所に渋谷を選んだ理由は?

自分が何年も渋谷に住んでいたので、自然と渋谷になりました。実は、住んでいる時に飲み歩いていたバーや飲食店のオーナーとの間で、直接間借りの話が出たことも何回かありましたが、条件や料金の面で折り合いがつかず、なかなか話がまとまりませんでした。

軒先レストラン」の場合は料金で比較もできるし、保証などの面でも安心なので、スムーズに決まりスタートできたと思います。最初にオーナー店舗に内見に行ったのが9月中旬位なので、オープンまでにかかった期間は1か月位だったので、あっという間でしたね。

―店舗オーナーとは事前に色々なお話をされましたか?

軒先レストランの場合は、自分とオーナーと軒先レストランの担当の方と3者での顔合わせがありますが、この時にオーナーとの相性を確認でき、不明な事をきくことができました。

間借りすると簡単にいっても、実際は何が起こるかわからないじゃないですか。ルールは勿論前提にありますが、予測不能なことが起こる可能性はあるので、その時に、自分の側もそうですが、臨機応変に対応してくれるオーナーなのかというのは重視しました。今お借りしている店舗のオーナーはとても協力的な方なのでやりやすいですし、運が良かったなと思います。

軒先レストランを実際に利用されてみていかがでしたか?

間借り先を簡単に探し比較できることや、安心して借りることができるのは勿論ですが、一番ありがたかったのが、飲食の事をよく知っている方・飲食業界のプロの方に色々な相談ができて、アドバイスが頂ける事だと思います。僕は居酒屋で働いた経験がある位で、飲食業界については知らない事も多かったのでとても助かりました。時には励まして頂いたりもして、それも嬉しかったですね

■実際に間借りを始めて感じたこととは

―間借り店舗営業を始められて数日ですが、感想はいかがですか?

実際に始めてから気になってきたのが、内装・レイアウトを変更するのが難しい事かな。汁なし担々麺専門店なので、中華っぽい装飾をしたいなと思っても、間借り時間内にそれを出したり戻したりするのはなかなか難しいので。

それに、今は忙しい時も自分一人のワンオペレーションでまわせていますが、もう少し目標来客数を増やした時にはどうなるのか、立地的にもビルの2階なので集客面でマイナスにならないかと思ったりしました。

でもそういう間借りならではの制約的な事も、試行錯誤しつつ、良い方向にもっていけたらいいかなと考えています。

■メニューは 1 つ。メインの汁なし担々麺とご飯・スープおかわり無料、杏仁スムージー付「担担坦セット」

―坦坦麺は汁なしという事が最大の特徴ですが、味のこだわりはどんなところですか?

日本の味噌を使ったりと、中国本場の坦坦麺というよりは、日本人が食べやすい、親しみやすい味を目指しています。

―メニューは、汁なし担々麺メインの「担担坦セット」1つですね。

ご飯とスープがおかわり自由なのが、ラーメン店では珍しいかなと思います。最後に、ご飯に担々麺の肉味噌を混ぜて召し上がって頂けるのが好評ですね。デザートに杏仁スムージーもご用意しています。

また「自家製 香るラー油」や「自家製 まろやか蜜柑酢」、「痺れ花椒(ホアジャオ)」など、辛さが調節できるものを自由に入れて頂けるようになっているので、辛いものがお好きな方も満足して頂けるのではないでしょうか。

―お客様の層はどんな感じでしょうか?

やはり場所柄オフィス街でもあるので男性のサラリーマンの方が多いですが、女性一人で食べに来て下さる方もいます。できれば色々な方に食べにきて頂けるようなお店にしたいですね。

■ニッチなジャンルでも、間借りなら実現が可能

―集客方法はどのようにされていますか?

今はこのビルの1階の入り口にA型のスタンド看板を出しているだけなんです。効果測定をしたいのですが、一気に色々やるよりも1つ1つ効果を確認するほうがわかりやすいので、次はSNS、チラシ、口コミ、という風に1つずつ試していきたいと思っています。

―今後はどのような展開を考えていますか?

汁なし担々麺専門店はまだ軒数が少なく、ジャンルとしてまだ認知度がそこまで無いというか、どちらかというとニッチだと思います。そういうジャンルでいきなり実店舗を出店するのはリスクがありますが、間借りという形なら実現しやすいし、お客さんにとっても店を選ぶ選択肢が広がって良い事ですよね。

汁なし担々麺のような、ちょっとメインストリームではないジャンルの店をやってみたい、という方には間借り飲食店はおすすめだと思います。実際にやってみて大変なことも多いですが、やっぱり今は毎日がとても楽しいです。それに自分がこの店を頑張ってやっているということで、友人や先輩たちが手伝ってくれたのも嬉しかったですね。

このまま間借りで何店舗か出店することを目指して、ニッチなジャンルである汁なし担々麺業界を盛り上げていければ嬉しいです。


■店舗情報
店舗名:汁なし担々麺専門店 坦坦坦(たんたんたん)
住所:東京都渋谷区道玄坂2-7-5 2F
営業時間:11:00 – 16:30(ラストオーダー 16:00)
HP:https://tantantan.love/
SNS:instagram twitter facebook
※最新情報は公式サイト、SNSにてご確認下さい。


■軒先レストラン
軒先レストランとは、飲食店の使われていない時間を間借りできるサービスです。
これから飲食店をはじめたい開業希望者が、既存の飲食店の空き時間を利用して開業できる間借りレストラン(シェアレストラン)サービス。
飲食店を貸出たい方も登録して貸出することもできます。
軒先レストラン公式HP:https://business.nokisaki.com/cp/restaurant