深みも甘みも! 「スパイスカリー ローダウン」のスパイスは“辛い”にあらず

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“スパイス”と聞くと、普通は辛さを連想するかもしれません。基本的には香辛料のことなので、もちろん辛さもありますが、香りを引き出したり臭みを消したり、味をととのえ、食欲を増進させる働きもあるのです。つまりスパイスはおいしさの秘訣であり、組み合わせや使い方次第で深みの幅はどんどん広がっていくものなのでしょう。「スパイスカリー ローダウン」はカレーを通じて、そのスパイスの魅力を存分に私たちに教えてくれます。

怪しげ? 狭い? 席は?

「スパイスカリー ローダウン」は、難波と日本橋の間、ユニバース横丁に店を構えます。ここは美園ビルの西側で、昼間でも妖艶さをたたえているような独特の雰囲気があります。歩くこと数分。横丁の半ばくらいで1つの看板が目にとまります。その手書きの感じが人間っぽい温かさにあふれていて、たどりついた安堵とともに、気持ちが一気に落ち着きます。反対に、食欲はあわて始めるのですけどね。

いざ、店に入ると、その広さ(狭さ?)には少しとまどうかもしれません。わずか4畳?4畳半? ほどのスペース。さらに座るべく席を探してみると、それも見当たらない…。そうなんです、ここは全国を見渡してもなかなかお目にかかれない、立ち食いのカレー店なのです。

最近話題の「間借り店」として限定営業

ローダウンは、「シェアレストラン」「間借り店」と呼ばれる形態をとっています。間借りとは、バーや居酒屋などのお店の空いている時間を借りて営業する形のことをいいます。こうしたスタイルは都市部を中心に増えてきており、カレー店に限らず、ラーメンや和食、ヘルシーフードなど多様なお店が独自のおもてなしを展開しています。
立ち飲みバー「ヨーヨー」を間借りして、ローダウンは毎日午前11時30分から午後3時までオープンしています。不定休ながら、日曜も営業しているのがうれしいところ。しかし1日20食のみ。なので早めに行くか、そうでなければ行ける時間に訪れて、限定数が残っていればラッキーと、運を天に任せましょう。

もとの店舗が立ち飲みだからということもありますが、スペースは広くありません。おそらく5~6人も入ればいっぱいの状態。ほぼ正方形の店内で、厨房と客席はカウンターで仕切られています。
立ち食いというと、そばやうどんがすぐ思いつきますね。しかし、同じスタイルでカレーが提供されると、立ち食いに慣れている人でもなかなかに新鮮なはず。昼間の店内を見渡すと、お酒のボトルがぎっしりと並び、まるで動き出す前の町を見るような不思議な感覚にも浸れます。ちなみにカウンターの上にはスパイスもたくさん並んでいます。オーダーする1品にどういう風にアレンジされるのかと、期待が膨らんでいくことでしょう。

個々の強さ、チームとしての強さ

お店で提供されるカレーはチキン、ポーク、キーマが基本。これらを詰め合わせた「三種盛り」もOKで、“気まぐれ”な日替わりメニューもあります。それぞれ単品は1000円以内で味わえ、三種盛りも日替わりも1000円前後とリーズナブル。
「スパイスカリー」と店名につくほどですから、スパイスの扱いには相当の研究とこだわりが反映されています。いってみれば、カレーとスパイスは切っても切れない“間柄”。オーダーの際に辛さの好みを聞かれるので、ぜひ何度も通っていろいろな辛さを試してみましょう。

さて、三種盛りはどうなっているかというと、まさにキーマ、ポーク、チキンの“オールスター戦”。全体にスパイスが万遍なくほどこされており、その混ざり具合が、香り、見た目ともにマッチして、ただもう食欲をそそります。
カレーでは食材や調味料の組み合わせ方は、作る人によって変わりますし、発想次第で独特のテイストが表現できるのが大きな魅力です。三種盛りはメインの肉に加え、カシューやマカダミアなど複数のナッツが入り、辛さの中にも、辛いだけではない奥行きのある味わいを実現しています。

そして単品メニューを頼むなら、それはオールスター戦にはない、“各チーム”の強さを満喫する絶好の機会です。キーマ、ポーク、チキンという主役の肉を引き立てつつ、ルー、スパイス、野菜、ライスなど個々の旨みが存分に発揮され、細やかな味つけで一体感を生んでいます。とにかく「おいしい」! しかしそのおいしさは、きっと食べた人の数だけ存在する、感じ方の異なる「おいしい」なのです。

スパイスにこだわり、こだわりはさらに深まる

店内が狭いこともあり、オーダーを待つ間に店主が調理する姿を間近で見ることができます。一心にスパイスの調合にとりかかり、いくつもの工程の先々でスパイスを足し、練り込み、仕上げにもしっかり入れ込みます。その様子から食材やルー、ライスの扱いにも、プライドと自信がうかがえます。
カラフルな色合いをまとったスパイスとともにルーとライスを口にすると、本当にスパイスとは不思議な存在だと実感するでしょう。辛さプラス爽快感、甘み、心地よい刺激…。それぞれが主張しつつ、しかし出過ぎることなく、1つのカレーとして私たちの前に提供されます。そのおいしさを噛みしめていると、カレーはこれからも、まだ体験したことのない味わいへと発展していくんだろうなあ、と期待せずにはいられなくなります。

実際に、店主は今も毎日カレーを食べながら、より上の味を求めて研究を重ねているといいます。つまりローダウンは同じメニューでも、通うたびに「深みが増している」「前よりおいしくなっている」と感じられる、進化し続けるお店なのです。

余談ですが「ローダウン」という言葉を聞くと、車好きは“シャコタン”を思い浮かべるのでしょうか。しかし店名は、店主が好きなボズ・スキャッグスのヒット曲からとったそうです。ボズは70~80年代を代表するミュージシャン。王道ですが、彼の「Low Down」と「We’re All Alone」はぜひ聴いておきたい名曲です。きっと店主のカレー作りに通じる奥深さが感じられることでしょう。

「シェアレストラン」があなたの夢を後押し

「間借り」による店舗展開は、「シェアレストラン」という言葉でも話題になっています。そうしたお店は増えてきており、出かけられたことのある方も多いと思います。もし、こうした方法に興味をお持ちなら、ぜひ当サイトのような紹介ページで情報収集をしてみてください。開業資金などのハードルはいったん抜きにして、手軽にトライしてみることができ、いつか自分のお店を持ちたいとお考えの場合、その第一歩としてチャレンジしてみる価値はきっとあります。

というのも、実際にやってみることでわかることが多いからです。店舗探し、お店の改装、運転資金など、順番にすべての難関をクリアして念願のオープンにこぎつけても、その時点では「やってみて初めてわかること」はわかっていません。それが少しでも理解できるなら、大きなステップを目指す際には、大きな財産となることでしょう。

すでにあるお店を使わせてもらうことで、初期費用を軽減でき、手軽にスタートすることが可能です。もちろん、だからこそ開店にあたって事前の準備はとても重要。借りる場合は、貸してくれる側と光熱費の支払いや店舗利用などの条件について、細かな点まで話し合って、確認しておきましょう。

当サイトには、実際に行動してつかんだ成功体験や喜びの現状がたくさん紹介されています。いくつもの“いつかの夢”が“叶う現実の夢”に変わっていきました。
そしてそうした成果は、さらなる味の改良や複数店舗展開など、次のステップへと進んでいくのです。大きな1つの目標に向け、最初の一歩を踏み出してみませんか。想像もしなかった、夢がさらに膨らんでいく可能性が、きっとここには広がっています。

店舗情報

  • 店舗名:スパイスカリー ローダウン(Low Down)
  • 住所:542-0074 大阪府大阪市中央区千日前2-3-16 ユニバース横丁 Barヨーヨー
  • アクセス:日本橋駅から徒歩約10分
  • 営業時間:11:30~15:00(LO:14:30)1日20食限定
  • 定休日:不定休
  • 電話:080-4240-5825
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