間借り2店舗を経て独立。『スリランカごはん ハルカリ』朝見店長にインタビュー

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『スリランカごはん ハルカリ』朝見店長

カフェやレストランなど、新しいスタイルの営業方法として注目を集めている間借り店舗は、初期費用がかからない、すぐに始められるという手軽さから毎年多くの店がオープンしています。

今回は間借り店舗として成功をおさめ、本町に独立店舗をオープンしたカレー店『スリランカごはん ハルカリ』の朝見由加里店長に間借り店舗ならではの利点や苦労、成功の秘訣などをインタビューしました。

『スリランカごはん ハルカリ』朝見店長

『スリランカ現地のカレー』を食べて欲しいと開店。

‐ さっそくですが、朝見店長はなぜカレー屋を始めようと思ったのですか?

朝見店長「元々違う仕事をしていたときにカレーが流行っていて、友達や妹と一緒に食べ歩きをしていたんですよ。そのときにスリランカカレーを初めて食べて、日本のカレーと違う深い味に衝撃を覚えました。『もっと食べてみたい!』とスリランカに旅行して現地の味を教えてもらって、自分で作っているうちに人にも食べてもらいたいと思うようになってオープンを決意しました。」

‐ すごい行動力ですね!

朝見店長「普段はけっこう出不精なので旅行とかは全然しないのですが、スリランカに関してはすぐに行動できたので自分でもびっくりしました(笑)」

‐ オープンの際に間借りを選択された理由やきっかけは何でしょうか?

朝見店長「最初は間借りを考えてなかったのですが、カレー屋さんを始めるにあたって修行のためにアルバイトに行ったカレー屋さんが間借り店舗だったんですよ。そこで間借りの回し方などを勉強させてもらっていたので、間借りで始めようと考えました。」

‐ なるほど、アルバイト先が間借り店舗だったんですね。営業するお店はどのように決められたのですか?

朝見店長「ちょうど同じカレー屋で働いている人の知り合いがバーや飲食店を経営していて、昼にカレーをやってくれる女性を探してるという話があったんですよね。すごく偶然だったんですけど、ぜひやりたいとお願いして開店することになりました。」

‐ それはすごく偶然ですね(笑)

間借りのメリットは「低コストで始められる」点。口コミによる効果が大きく売上が増加。

harukari店内様子

‐ 間借り店舗を始めるにあたって用意していた資金はいくらくらいですか?

朝見店長「50万円くらいですね。本当は間借り先からお皿を借りるなどすればもっとコストを抑えられるのですが、私は自分の食器を用意したかったので結構コストがかかりました。」

それでも普通に開業するより安いですね!

朝見店長「間借りじゃなかったら200万~300万円くらいかかるのでそれに比べるとかなり安いと思います!」

‐ 開店してから軌道に乗るまで、どのような感じで進みましたか?

朝見店長「開店してから3年なのですが、当時からカレーが流行していて食べ歩きをされるお客様が多かったので、そのお客さんがTwitterやInstagramで投稿してくれたり、知り合いのカレーブロガーさんにレビューを書いてもらったりして口コミで広がっていった感じです。」

‐ 口コミの影響が大きいんですね。

朝見店長「そうですね!あとは最初の店舗が北新地でサラリーマンの方が多かったので、オフィスに持ち帰って宣伝してくれることもありました。独立してからも北新地からわざわざ来てくれるお客さんがいるので本当にありがたいです。」

間借りの苦労は「間借り先のお店との関係性」

‐ では、逆に間借りで苦労した点はありますか?

朝見店長「お店との関係性ですね。あとから営業するお店に迷惑が掛からないようにするのが大変で、荷物が増えると注意されますし、冷蔵庫の中身もすべて出さないといけない決まりだったので、毎日営業が終わるたびに空にして、次の日家から全部持ってきて仕込んでいました。」

家から全部!それは大変ですね……

朝見店長「めちゃくちゃ大変でしたよ~。寝坊した時とかはタクシーの運転手さんにお願いして、急いでもらいました。」

‐ (笑)時間の制約もあってしんどそうですね。

朝見店長「15時きっかりに店を渡さなければならなかったので、ラストオーダーの14時半までお客さんがいると絶対に間に合わないのですよね。幸い13時半にはいつも売り切れていたので15時を回ったことはないです。」

‐ 毎回閉店までに売り切れるのはすごい!

朝見店長「おかげさまで開店前に10名ほど並んでいただいた時もあって、本当にありがたたいです!」

お店のコンセプトは「毎日食べられる家庭料理」将来的には妹と2人で営業することが目標。

‐ お店のコンセプトやメニューへのこだわりはありますか?

朝見店長「明日も食べたいなと思ってもらえる家庭料理がコンセプトです。毎日食べてもらえるように毎日カレーの味を変えているので、週5で来てくださるお客さんもいらっしゃいます!」

メニュー:本日のスリランカごはん

‐ メニューはワンプレートのみで、毎回味が違うという事なんですね。

朝見店長「はい、最初は相掛けもやろうとしていたのですが、お客様に提供できるスピードが落ちてしまうので1メニューだけにしました。ランチ時間が過ぎるとお客様の数も減るので相掛けOKのメニューも作ったのですが、それまでに売り切れちゃうので提供出来たことはないです(笑)」

※相掛け専用メニュー。いまだに実現したことがない幻のメニューとなっている。

‐ そうなんですね(笑)。今後は時間的にも制約が無くなったかと思われるのですが、今後の展望は何かお考えですか?

朝見店長「妹がいまカナダで仕事をしているんですけど、将来的には2人でできたらいいなーと思ってます。ハルカリって名前は姉妹2人の名前ハルカとユカリからとってるので。」

‐ ステキなお名前ですね!夜の時間帯も営業されていく予定はありますか?

朝見店長「今でも夜は大口の予約があれば開店していますが、今後はスリランカカレーだけじゃなくてハンバーグとかお味噌汁とか、家庭料理を出すお店をやっていきたいと思っています。

ただ店名がスリランカごはんなのでハンバーグを出して大丈夫なのかという悩みもありますが(笑)」

‐ 確かにお店の名前とはちょっと変わりますね(笑)

朝見店長「でもお店のコンセプトとしては家庭料理なので……(笑)カレーも現地のお母さんの味ということを意識してやっています」

間借りを成功させるコツは「感謝」と「勉強」

‐ これから間借りに挑戦する人に向けて、間借り店舗で成功する秘訣があれば教えてください。

朝見店長「とにかく感謝することですね。来てくれるお客さんや取引先さん、オーナーや家族にも感謝の気持ちを持ち続けています。」

harukari店内の様子

‐ 有名になっても感謝の気持ちを忘れてはいけないということですね。

朝見店長「はい、あとは勉強ですね。私も時間があるときに色々なカレーを食べておけば良かった、もっとスリランカにも旅行しておけばよかったと後悔しています。そういう意味では勉強することを忘れないようにしてほしいですね。」

‐ ありがとうございました!

まとめ:独立しても忘れない「感謝の気持ち」と「向上心」が成功の秘訣

harikari店舗前の様子

今回は間借り店舗を経て独立した「スリランカごはん ハルカリ」の朝見店長にお話を伺いました。

場所を変えて独立したとしても仕入れ先を変えず、前の店舗からのリピーターも多いスリランカごはんが成功した秘訣には「感謝の気持ち」という朝見店長の思いが大きいように感じられました。

また今でも毎日のようにカレー店に行ってはカレーを食べているという朝見店長。毎日大勢の人で賑わうようにになった今でも味の研究を欠かすことなく続けています。

「毎日食べたいと思ってもらえる家庭料理」をコンセプトとした『スリランカごはん ハルカリ』にぜひ足をお運びください。


店舗情報
店舗名:すりらんかごはん ハルカリ
住所:大阪府大阪市中央区安土町3-2-8 本町ABCビル 1F
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:30)※現在、不定期営業。営業はTwitterにて発表。
SNS:Twitter食べログ


■軒先レストラン
軒先レストランとは、飲食店の使われていない時間を間借りできるサービスです。
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