間借り飲食店 成功への道「間借り店の工夫②」業態編

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これから、間借り開業をされる皆さまへ間借り開業情報第2回です。間借りの先輩たちの事例をぜひご自分の商売の参考にして下さい!

「業種」とは売るものによってかわります。「うどん屋」「ハンバーガーショップ」と言われるものが業種です。

一方で言葉が似ていてややこしいのですが、「業態」とは売り方によってかわります。「ファストフード」「ファミレス」「回転寿司」などが業態になります。同じ業種のうどん屋でも、セルフとフルサービスのうどん屋とでは違う業態になります。

第二回は、間借り飲食店の「業態」~についてです。

お客様の目の前でオーダーカットするセルフ立ち食いが大人気の「いきなりステーキ」は、既存ステーキ店の売り方を変えて大成功した「新業態」です。業態が違えばおのずと価格帯やお客様の利用動機も変わってきます。

さて、我々、間借り店に適した業態はどんなものでしょうか?

記事であったようにファミレスのような多品目業態は厳しいですよね。また、専用の機器で大量ストックを薄利多売するファストフード業態も難しそう。回転寿司はまず無理ですよね。ナショナルチェーンなど、目立ちのいい看板とマーク・長時間営業に好立地高賃料が特徴の業態は、間借り開業とは対極にありそうです。

間借り飲食店の基本は「セルフサービス」皆さん色々な工夫をしています。

多くの間借り店は、一人で運営されています。その為、よく採用されているのは、セルフサービスです。入店時、お客様にはカウンターまでお越し頂き、先に注文をお聞きして、お会計をして、番号札をお渡しする。テーブルでお待ち頂き、商品完成後、番号でお呼びしてカウンターにてお渡しする。食事が終わったお客様には、返却口まで食器をお持ちいただく。これが基本的な間借りセルフサービスです。

この基本パターンに店主のオリジナリティが加わります。

・番号ではなく、一人一人の顔を覚えて提供する方(たまに間違えますが愛嬌でカバー)
・券売機を導入して更に効率化する方(券売機は高いのがネック‥)
・提供時間が1分以内であれば、先会計即提供も検討しましょう(お弁当くらいでしょうか?)。
<新宿・飯田橋/カリガリカレー>
チェーン展開構想中。あの人気カレー店「秋葉原カリガリ」が新宿にオープン!
<渋谷宮益坂/鬼ビーフ>
シェアレストランで20店舗以上を展開。ローストビーフ丼専門店「鬼ビーフ」

間借りする飲食店によっては「カウンターサービス」

セルフサービス同様に一人営業で多いのが、カウンターサービスです。
バーや小料理店などカウンターだけでテーブルがない小規模な店舗では、必然的にそうなります。カウンター越しに商品を提供します。カレーや寿司、ラーメンなどの小規模な間借り業態はカウンターサービスが多いですよね。提供の先か後か、会計のタイミングだけが店によって異なります。
<渋谷/ノスティモ>
「帰りたくない感を作るのが使命」現役大学生出店者小山さんインタビュー
<水天宮前/ヤドカリ寿司魚伸>
「鮨職人の実践の場を作りたい」シェアレストラン出店事例

間借り飲食店でもやっぱりしてみたい「フルサービス」

間借りでも、夜にアルコールを提供する方やカフェはフルサービスが多いようですね。お客様とのコミュニケーションを重視している方や、多くの客数が見込めるため、2人3人とスタッフを配置できる場合にフルサービスを採用される間借り店もございます。

厨房が奥まっており、結果としてフルサービスでしか運営出来ない事例もございます。内見の際にはご自分の業態(提供方法)を意識して現地確認をお願い致します。

恵比寿のアイスパスタのように会計・注文だけ先にカウンターにて行い簡略化したパターンもあります。フルサービスは今後、キャッシュレス化が進んで、スマホ注文、即会計が可能になれば恩恵を受ける業態です。それまでは我慢して店内を走り回りましょう!
<恵比寿/アイスパスタ>
軒先レストランで出店の寺島速人さん「恵比寿で頑張っています!」
<池袋/ハーイハニー>
30年以上の歴史を誇る洋食店が復活!「洋食 ハーイ・ハニー」

間借り飲食店はアイデア次第⁈「新業態」

100席以上ある居酒屋などではストックのスペースさえ確保できれば、問答無用の食べ放題業態もアリです。それなりの覚悟が必要ですが、オフィス街では喜ばれそうです。そして、「新業態」です。実店舗を持たない宅配専門店のゴーストレストランや、月額定額制のサブスクリションモデルのように、まだまだよくわからない新しい業態で市場の反応を見るにはシェアレストランは本当におススメです。なんせ失敗が許されますから。元手がかからない分、痛手を負わないで済むのが間借りの面白さ。

いきなりステーキの成功の前には多くの失敗業態があったようですが、同様の失敗を個人が繰り返すことは非常に危険です。間借りであれば、そのリスクを大幅に軽減することが可能です。初めからうまくいく新業態はなかなかないと思いますが、気軽に始めてみて、何度でも挑戦しましょう。成功するまで。