シェアレストランから店舗を増やし続ける今の時代を生きるラーメン店

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「シェアレストランから店舗を増やすなんて夢のまた夢」なんて思っているあなた。
シェアレストランから始めて実際に店舗を増やしているスゴイお店があるんですよ。
お店の名前は「灰汁中華ノ貫」(あくちゅうかへちかん)。現在3店舗展開している人気ラーメン店です。今回はそんなノ貫の店舗を増やしていったヒストリーを交えながら、ノ貫をたっぷりとご紹介していくので、あなたの夢を現実にするための参考にして見て下さいね。

「灰汁中華ノ貫」ってどんなお店なの?

「灰汁中華ノ貫」は本店を横浜福富町に構えるほか2店舗を持つ人気ラーメン店です。
ノ貫(へちかん)はシェアレストランの間借り営業をいくつかへて開業し、今では個性的なラーメン店として連日行列ができる繁盛店にまで成長していきました。そんなノ貫っていったいどんなお店なのでしょうか?さっそくご紹介していきますね。

ノ貫はどんなラーメンをだしているの?

ノ貫のラーメンは煮干しの旨みをベースにした煮干しそばです。メニューは日替わりなので当日に『本日のお品書き』としてお客様に案内されます。
定番メニューは平打ち細麺の煮干しそば800円、日替わりのそば800円~900円で煮干しベースのスープに魚介類や香辛料などをアレンジした、ノ貫でなければ食べる事のできないメニューを提供しています。

またサイドメニューには話題の和え玉(あえだま)があります。
和え玉とはもともと福岡の博多ラーメン発祥の「替え玉」が発展していったものと言われ、特に煮干しスープ系のお店では定番メニューとして人気があります。
和え玉じたいはスープのない油そばに近いもので、そのまま「まぜそば」として食べてもいいし、メインのそばのスープを残し「つけ麺」として楽しむこともできます。
価格は300円~400円ぐらいで、ハーフサイズは50円引きで提供しています。

実店舗は昼も夜も営業しているの?

ノ貫のお店のスタイルは昼と夜の業務形態が違っています。昼はラーメン専門店、夜は日本酒専門店へと変わります。

昼は行列のできるラーメン専門店として煮干しそばを提供していますが、夜になると
神奈川県愛川町の大矢孝酒造の残草蓬莱(ざるそうほうらい)・昇龍蓬莱(しょうりゅうほうらい)の一銘柄の専門店
になります。
もちろんラーメンも注文することができますが、夜は具なしのそばとなっています。

またノ貫の夜営業は予約優先です。これはノ貫本店のある場所は歓楽街のため近隣のお店は夜営業しているところが多く、行列になると近隣のお店に迷惑をかけてしまうということが理由のようです。
予約をしないでいらしたお客様が満席で入店できなかった場合は、席が空き次第連絡をするというスタイルをとっています。

これはノ貫のオーナーさんが、バーやスナックなどのシェアレストラン時代に経験したことが少なからず影響しているのかもしれませんね。
次にご紹介するのはそんなノ貫のシェアレストランから開業し店舗を増やしていくまでの軌跡を簡単にご紹介していきますね。

ノ貫ヒストリー

ノ貫のオーナーさんは4回のシェアレストランをへて実店舗「ノ貫」本店の開業を実現しました。
そして2号店・3号店とオープンし現在はノ貫とさっかどうの運営会社(株)simq代表取締役としてご活躍されています。
ノ貫のオーナーさんは2012年11月横浜中区馬車道で知人がやっていた居酒屋で、仲間と一緒に土日の昼間に間借り営業を始めたのがシェアレストランノ貫の始まりです。

ただそこのお店は閉店してしまったので2013年1月にはシェアレストランも終了となりました。
その翌月2013年2月元町のカフェで限定提供をスタートし、同年4月野毛にある「スナックいっちゃん」でシェアレストランをオープンしました。営業は土日の昼間のみ、実はオーナーさん飲食店とはまったく別に本業があったからです。
この頃のオーナーさんは「週2日の営業だったこともあり、興味本位の気持ちの方が大きくラーメン屋さんを営んでいる実感も自覚もなかった」とご自身のブログで語っています。

2014年8月に「スナックいっちゃん」でのシェアレストランを終了したノ貫は、翌月9月同じく野毛にあるピアノバーでシェアレストランをスタートし11月に終了。
そしていよいよ開業のきっかけとなる「N-1」(エヌワン)でのシェアレストランが2014年12月に野毛でスタートしました。

最後のシェアレストラン「N-1」

ノ貫の最後のシェアレストランは今まで営業してきた間借りとは少し違い、これからオープンする新しい店舗の昼間の営業担当というスタイルでした。
昼間はノ貫、夜間は日本酒バー、深夜は別のラーメン営業といった3部構成の営業形態のお店です。

ただノ貫のラーメンの人気があるゆえに、どうしてもラーメンだけを食べたいお客様の行列とお酒を飲みたいお客様との関係で酒席制限をつけなくてはいけない状況になってしまったり
また一人で切り盛りするにも限界を感じていたこともあり、ここで実店舗開業の決心をして転職を決めたということです。
そして2016年2月に同店を終了しシェアレストランを卒業したとあとすぐ同月福富町にノ貫本店を開業しました。
こうしていくつかのシェアレストランを経験したことで、ラーメン通に愛されるノ貫が誕生したというわけです。

シェアレストランから実店舗を増やしたノ貫の今は?

ノ貫は現在横浜に「ノ貫福富町本店」2号店「弘明寺ノ貫」そして米子に3号店「米子さっかどう」の3店舗を展開しています。
3店舗とも煮干しそばと日本酒がコンセプトになっています。シェアレストラン時代に一番近いお店と思われるのが2016年2月にオープンした「ノ貫福富町本店」と言えます。メニューはもちろん歓楽街にあるという場所などを考えるとシェアレストラン時代から来ている常連さんも戸惑うことなく楽しむことができます。

2017年7月にオープンした2号店「弘明寺ノ貫」についても提供している内容はほとんど本店と変わりませんが(夜の部の日本酒の銘柄は千代むすび)、こちらはアットホームな街の表通りでどなたでも気軽に入れる場所にあります。これは客層の幅を大きく広げることに期待がもてます。
オーナーさんのブログによると2号店は2017年3月頃から検討していて最初に検討していた場所は話が流れ、GW前頃に見かけた「テナント募集」の張り紙から話が進み7月にオープンという流れになったそうです。

2018年6月にオープンした3号店「米子さっかどう」こちらのお店は今のところ夜のみの営業になっています。なぜ米子なのか?店名にノ貫がなぜ入っていないのか?などいろいろな疑問はありますがそこが面白いところなのかもしれませんね。
各店舗それぞれツィッターのアカウントを持っていて、メニューや告知などSNSの活用を上手く取り入れ、忙しい中ゆっくり会話ができなくてもSNSでコミュニケーションをとっていくと言うスタイルが今の時代にぴったりです。

現在ノ貫のスタッフさんは全部で8人いるそうです。各店舗3人体制なので、並んでいるお客様の誘導もきちんと行われているためお客様は嫌な思いをせずにラーメンを食べるまで待っていられます。
口コミもスタッフさんの対応がとても良いというものが多く見られました。

店舗を増やすにはまず信頼できるスタッフを育てよう

シェアレストランから実店舗を増やすには、まず信頼できるスタッフがいることが大切です。
シェアレストラン時代は全て一人で切り盛りしていますが、多店舗を展開していくと
なるとそういうわけにはいきません。
自分がいなくてもしっかりとお店を任せられるスタッフが必要です。
ノ貫が店舗を増やすことができたのは素晴らしいスタッフに出会えたことも大きな理由の1つと言えそうですよね。

店舗情報

  • 店舗名:「ノ貫福富町本店」
  • 住所:横浜市中区福富町仲通2-4
  • 営業時間:11:00~15:00(LO14:30)18:00~22:30(LO22:00)
  • 定休日:昼の部/なし 夜の部/日曜日
  • 電話:045-251-2041
  • twitter
  • 店舗名:「弘明寺ノ貫」
  • 住所:横浜市南区通町4-111
  • 営業時間:11:00~15:00(L014:30)18:00~22:30(LO22:00)
  • 定休日:昼の部/なし 夜の部/日曜日
  • 電話:045-315-4632
  • twitter
  • 店舗名:「米子さっかどう」
  • 住所:鳥取県米子市角盤町2-7-4
  • 営業時間:19:30~25:30(LO25:00)
  • 定休日:不定休
  • 電話:0859-33-9808
  • twitter