間借り酒場の世界4選!【まとめ】初心者向け

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間借り酒場とは

元々居酒屋は、酒を小売する場所から「居座って飲む場所」というスタイルに変化し、その成長を遂げてきました。
多くの方が居酒屋で沢山の思い出を作ってきたと思いますが、この時代でも居酒屋は大きく変化しています。
元々はイートインが主流だった居酒屋も、宅配やテイクアウトに乗り出たり、夜だけの営業だった居酒屋もランチを始めたり、お店の前で八百屋をしたりと多様化したことは間違いありません。
そして、今回紹介するのはその中でもまだまだコアな「間借り制度」です。
間借り制度は、既存の飲食店の空いている時間のみお店を借りて経営をするシステムです。
ランチをしているカフェを借りて、夜だけ営業する。日曜休みのお店をその日だけ借りる。などその方法は様々です。
この間借り制度は、まだ浸透していませんが双方に大きなメリットをもたらす方法として今注目を集め始めています。
開業する際のデメリットを減らすことができる点や、負担を減らすことができる点で借りる方にとってはいいですし、貸す方も閉めている時間も利益を生むことができる新しい形の二毛作となります。
今回はその中でも、間借り制度を利用した面白い居酒屋をご紹介します!

間借り居酒屋4店舗

それでは早速、新たな挑戦で道を切り拓いたお店をご紹介していきます。

椎名町 『居酒屋にゃんこ丸』

元々は大手企業に勤めていた店主が、人生の中で出会った方との「笑い合う時間」を今度は自分が作れないかと思い、創業したお店です。
脱サラをして、なんと今は調理師専門学校に通いながら免許獲得に向けて奮闘中なのです。
お店のコンセプトは「シンプルな非日常」。
一見すると矛盾しているように聞こえる言葉ですが、店主がつくる料理と空気感を見ればなるほど、納得します。

どの料理も丁寧に仕込まれ、繊細な味がするものばかり。そしてなんといっても手間暇かけた渾身の一皿をリーズナブルにいただくことができます。
それだけではなく、店主が繰り広げるトークもお店の持ち味。
「料理3割、トーク7割」と、小さなお店ならではの空気感も醍醐味です。
「今日は疲れたな」そんなときは店主が作り出す優しい料理と心が満たされていくトークでぜひ癒されてみてはいかがですか?

『居酒屋 にゃんこ丸』の店舗情報

店舗名 居酒屋 にゃんこ丸
住 所 東京都豊島区長崎2−12−3
営業時間 17:30〜20:00(通常は22:00まで)
定休日 水・木・日

神田『小さな五島バルbi-go』

元々渋谷のアイリッシュパブと新橋の五島列島バルで沢山のお客様に愛されてきた店主が、独立して開業したバルです。 店主は五島列島の出身ではありませんが、五島の食材にこだわったこのお店にはオープンと共に五島出身の方たちや関係者の方たちがたくさんやってきます。
この東京で、五島列島出身の方と他地方出身の方が故郷について語らい合ったり、笑い合ったりするとてもアットホームな空間。
ピスルナービールの元祖と言われているチェコの「ピルスナーウルケル」を生で飲めるというのも、ビール好きにはたまりません。
店主は、すべてのお客様を名前でお呼びするほどお店を愛し、このお店ならではの丁寧な空気感を作っています。
お酒を囲みながら日本中の人たちが集まって楽しく飲む、そんな素敵な空間に今宵は浸ってみるのもいいですね。

『小さな五島バル bi-go』の店舗情報

店舗名 『小さな五島バル bi-go』
住 所 東京都千代田区神田北乗物町18−5プリックプリックタイ内
営業時間 月〜水曜日
Instagram @chisanagotobar

早稲田『柳』

まるで家にいるように感じる、そんなくつろぎの空間を届けたいという店主の思いから「人の苗字に近い名前にしたい」とうまれたのが『柳』です。 このお店をひとりで切り盛りする店主は、お店に込められた思いの通り、とても温かい方。

オープン当初から地域に愛される人気店となっています。

学生時代の頃から居酒屋で勤務していたということもあり、そこで培ったセンスと技術はピカイチ、出てくるお酒や料理はこだわりが感じられます。 また、人との繋がりを大切にしている店主だからこそ、間借り制度を利用することで「助け合い」を実現しています。 一人で切り盛りするけど、「ひとりぼっちではない」そんな間借り制度が店主を何度も救ってきたことかと思います。
「人を大切にする」ということを感じる柳で、今日はスイッチをオフにして飲むのも最高ですね!

『柳』の店舗情報

店舗名 『柳』
住 所 東京都新宿区早稲田鶴巻町538
営業時間 17:30〜23:00
定休日 不定休
Instagram @wasedayanagi2

神田『ななつぼし』

大手チェーン店舗で店長として活躍していた店主の経験が活きている、こちらのお店。 お客様との距離感を大事にするという思いが「気軽に飲める」というスタイルを作り出しています。 こちらでは、名物のせんべろ刺し盛が5点盛りで500円、アルコールも300円からと「今日は飲むぞ!」なんていう方にはまさに夢の場所なのです。
店主は間借り制度を取り入れる際に、とにかく「人を大事に」ということを理念に置き開業しました。 働くスタッフや関わる全ての方を大切にしているというこのお店には、その思いが溢れています。 コロナで飲食店が大打撃を受けた時でも、ピンチをチャンスに変え夢であった「飲食店を開く」ということに成功しています。 なんだか人の優しさに触れたい、そんな日はこのお店のスタッフに会いにいくのをおすすめします!

『ななつぼし』の店舗情報

店舗名 『大衆酒場食堂 ななつぼし』 住 所 東京都千代田区岩本町2丁目1−1 PIZZAバル88内
営業時間 18:30〜0:00
定休日 不定休
Twitter @senbero7

まとめ

今回の「間借り酒場」特集はいかがでしたか?
それぞれの店主の人や空間、料理へのこだわりが溢れていて、居酒屋の良さを改めて実感しますね。
居酒屋は料理やお酒だけではなく、人との繋がりを楽しむ場所でもあります。
沢山の笑顔が咲き、沢山の思いが行き交う場所、それが居酒屋です。
間借り制度と通して、人との繋がりをさらに強くし、共に助け合う姿勢はまさに居酒屋ならではですね!
この時代に居酒屋をしたいけど、一人じゃどうにもならないと不安な方はぜひこの間借り制度を利用してみてはいかがでしょうか?
きっと沢山の縁と笑顔が待っていますよ!

choko605さんまとめ